観戦記 JAPAN2012 STAGE3 愛知

※全部見るのは大変なので、気になる試合だけ見ています。
目次(クリックでとびます)
JAPAN BEST32(入替戦)宇佐美 慶(JAPAN16) VS 谷田 孝夫

http://japan-darts.tv/japan/stage3/ul/20120519japan3_best32_14.html
今回は谷田選手に注目。谷田選手もこの年になってまだまだ盛んという感じで素晴らしいですよね。入替戦に登ってきたのは今回が最初。
LEG1、谷田もかなり打っていますが、好調宇佐美の先行にはつらいですね。まあキープゲームなんでよしでしょう。
LEG2は谷田先行ですが正直宇佐美が良すぎ。谷田も打ってないわけではないのに厳しい展開となりました。すぐに終わってもおかしくないほど打たれる展開のなか、よく粘ったと思います。
LEG3、このまま3タテかと思ってしまいましたが、谷田が9マークに宇佐美が9マークで返すなど、激しい展開に。逆転に次ぐ逆転の壮絶な攻防戦、一歩抜きん出たのは谷田!
LEG4、ここで谷田キープでわからなくなります。ところが、先程の熾烈な戦いのせいか、お互い緊張感が切れ、どちらもいまいちな削りになってしまいます。グダってしまったとも言えるような展開の中、なんとか32にした谷田に対し、96を上がりきって宇佐美がJAPAN16残留!
JAPAN BEST16 松本 嵐 VS 濱田 朗伸

http://japan-darts.tv/japan/stage3/ul/20120519japan3_best16_4.html
ぶんぶんこと濱田選手が今回はJAPAN16入り。ダーツライブTVなんかにも出てたベテランですよね。この試合に注目してみたいと思います。
LEG1、柔らかいフォームは相変わらずですがいまいち濱田は20T合ってないですね。松本の好調な削りに追いつくことができず、大差の決着。
LEG2、大差とは言ってもキープゲームだったのでここは切り替えたい濱田。しかしクリケットでも20Tがいまいち。それでも松本とスタートミスを咎めれば…というところですが19Tも合いません。入替戦で緊張が切れてしまったのでしょうか?
LEG3、後がない濱田ですが、後攻クリケットでトリプルが合っていない状態では辛い…。為す術もなく、ということで3タテを食らってしまいました。残念ですが次回に期待ですね。
JAPAN FINAL 鈴木 猛大 VS 松本 嵐

http://japan-darts.tv/japan/stage3/ul/20120519japan3_final.html
さて決勝は松本嵐vs鈴木猛大!有名所の顔合わせとなりました。
LEG1、鈴木はいまいち合っていないからか、かなり首を傾げる動作などをしていますね。対峙する松本は淡々と投げており対照的です。167で先に上がり目を出した鈴木に対し、松本は276から19Tベッドで105残しとプレッシャーを掛ける。そしてミスしたところを57-48ときっちりブレイク!こういうアレンジがサクサクできると格好いいですね。
LEG2は松本9本スタート!吼える吼える。鈴木はブレイクされたのが尾を引いているのかイマイチ。キープゲームとなりました。
LEG3、後がない鈴木の先行クリケット。7本からのスタートとまずまずですが、松本も7本で食らいつきます。2Rで鈴木は先閉めからの17プッシュという奇策に出ますが、松本は全く動じず18Tベッド!これは勝負ありか、というところでしたが、意外にここから松本が苦戦。良すぎた後のミスというのはありがちですが、少し勝ちを意識しすぎたのかもしれません。
LEG4、3タテ優勝こそのがしたものの、先行の701キープで勝利の松本。180からという素晴らしいスタート。順調に削っていって131vs261という状況から、ほぼ確実にここで優勝が決まるというところでした。しかしここから140を削り鈴木が最後にかけたプレッシャーに松本は54残しを上がれないという状況に陥ります。ここを咎めたのは鈴木!121を見事にアウトで最終LEGにもつれ込みました。
LEG5、ここで優勝者が決まります。こういう展開になってしまうと精神的には鈴木のほうがだいぶ有利。そしてコークを取ったのは鈴木。その鈴木の7本スタートに松本は3本しか打てません。2Rめも7本を打った鈴木に松本も7本を打ち返しますが、どうしても序盤のミスがひっくり返せない。鈴木も打てているわけではないのですが、松本もお付き合いするかのように入らなくなってしまいます。しかしそこから鈴木がホワイトホース!吼える!勝負はほぼつきました。優勝は鈴木!
JAPAN LADIES FINAL 亀尾 さや香 VS 柴田 麻希

http://japan-darts.tv/japan/stage3/ul/20120519japan3_ladiesfinal.html
どちらも申し訳ないけど把握していない選手です…。
LEG1、亀尾はかなりの自然体フォームで好みですね。松本恵に少し似ているフォームのような。HATスタートから圧勝と行きたいところですが、柴田もHATを返し面白い展開に。グダった男子の701セパよりはこちらのほうがスピーディーで面白かったりするんですよね。試合は見事に亀尾の15ダーツアウト。
LEG2はクリケット。クリケットに関してはレギュレーション的にもあまり女子は練習してないでしょうし、まあ仕方ない…。柴田が入れられない中、亀尾が7本、5本と打てたリードを守りきり、最後は馬を走らせブレイクで優勝!
2012 STAGE3 愛知 感想
今回の試合では取り上げませんでしたが、粕谷が今回も3位まで上がってきています。無名の新星ですがこのまま優勝をもぎ取ってほしいところ。それと入替戦の谷田も惜しかったですね…。やはりダーツは年齢は関係ないゲームということをアピールする意味でも、16入りを果たしてほしい!