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ダーツPERFECTプロテスト受験記(2017)

PERFECTプロテスト受験記(2017)

2017年1月、PERFECTのプロテストを受験してきました。今回の記事では受験レポートをお届けしようと思います。プロテストについては以前、色々な方の受験記をまとめた記事を書いたものがあります。

ダーツPERFECT プロテスト日程&プロテストを受けた感想まとめ

ですがやはり、他人のをまとめるだけでなく自分でレポートもしたいし、ここでダーツについてあれこれ書いているのでプロライセンスくらい持っておいたほうがいいかなぁ、と思い受験に至りました。

 

書類審査





まずプロテストを受けようと思ったら、申し込み手続きを取り、書類審査を受ける必要があります。申請書類では自分が迷ったのが、「ホームショップ」と「過去の主な戦績」でした。いつもはネカフェ投げ放題か家練習が殆どでホームショップといえるような場所はないし、ハウトーすら出たことがないのでは戦績も何もあったものではありません。同じような状況人も多いのではないかと思います。

結論から言ってこの2つについては「なし」と記入して提出しましたが問題ありませんでした。

そして推薦状です。この推薦状というのはPERFECT役員の物が必要なため、特別な招待選手などに適用されるものなのでしょう。殆どの人は自己推薦状を書くことになると思います。「私にとってダーツとは」というテーマで20×20の原稿用紙2枚ということで作文を提出することになります。

原稿用紙、というところが少しネックでしたが、実際の原稿用紙ではなく、Wordの原稿用紙のテンプレートを使って、入力し印刷したものを提出しました。それで問題なかったようです。使ったテンプレートはこちらで入手したものです。→http://template.k-solution.info/2006/09/02a4_2020.html

書類審査に無事合格すると、事務局から試験の案内と一緒に、筆記試験用のテキストが送られてきます。

このテキストですが、中身は特別なものではありません。一般に公開されているPERFECT競技規定と同一のものになります。ですので、締め切りギリギリに応募して勉強する時間がない、と言う人も、送られてくるのを待たずに勉強することが出来ます。

→PERFECT競技規定

 

実技試験 受付~





実技試験の場所はTDS池袋。朝9半からの受付ということで、ギリギリまでどこかでアップをしていたい…けれども、周囲のネカフェは同じような目的の人で混雑してしまうとの話。しょうがないので、早起きして地元のネカフェでアップ。6時に起き、6時半~8時の1時間半アップをして、朝食を食べて池袋へ向かいました。基本的に試験前のアップは会場でもできますが、時間が限られているのでやはりどこかで行っておくのが良いと思います。何より、そこである程度180なんかを出しておけば、精神的な安心感が違う

池袋についてからは少し時間が余っていたので、「早い時間に受付をして最初の方の試験だったら嫌だなあ…」と思い、マックで時間を潰して受付時間開始ギリギリに会場に行きました。

ただこれは杞憂だったようで、試験の順番はあらかじめ受験番号が決まっていてその順番で行われるので、受付はさっさと済ませたほうが良いでしょう。そのほうがアップの時間も多くとれます。

会場に入ると荷物を置いたりできるスペースがあり、受付をする前にそこに荷物を置き、着替えて、試験を受ける格好で受け付けに行きます。受付の時に服装チェックも入ります。僕は試験を受けられそうな私服がいまいちなかったので、試験のために購入しなければいけませんでした。

→チノパン Demon&Hunter 900Xシリーズ メンズ ストレート ブラック

→ポロシャツ Tshirt.st 重ね着をしているようなデザインの 半袖 ネイビーxグレー

受付を済ませると、試験スペースのマシンを使って練習することが出来ます。2/3くらいがフェニックス筐体、1/3くらいがダーツライブ筐体でした。やはりみんな試験と同じフェニックスで投げたいのか、僕が練習を始めたときにはフェニックスには1台あたり3人、ダーツライブは空き台もあり、一人で専有できました。実際の感覚を取るか、スロー数を増やして腕がほぐれることを優先するかという感じでしょうね。ただ、試験の前にフェニックスで練習をできる時間が取られているので、個人的にはライブで数を投げるというのもありかと思います。

この時の練習ではまだまだ緊張感はそこまでなく、いつもよりは入らないものの、180や177、174なども出せて、「これなら試験も行けそうだな~」という感触を持ちました。

受付時間が終了すると練習ストップで、集合がかかります。そして永田理事長が試験前のご挨拶。いつもYoutubeなんかで聞く声だ~と思うと気分が高まってきますね。本当に話が長いな~なんてちょっと思ってしまいましたが(笑)、とてもいい内容のことをお話されていたのでぜひちゃんと聞きましょう。

このご挨拶が終わるといよいよ試験開始です。

 

実技試験直前

実技試験は受験者が100人以上いたこともあり、10台ちょいで平行して行われました。そして試験の反対側の台で20人位が呼ばれた順に練習をする許可が出て、1台あたり3,4人でフェニックスを使って練習することが出来ます。

練習に呼ばれる前、少し試験を見ていたのですが(近くで見ることは出来ません)…誰が落ちただとかは自分が見られても嫌なので細かくは見なかったですが、やはり45点だの28点だのを出している人がかなりいました。たぶん受けに来てるほとんどの人が、平場ならPPR80キープは余裕とかなんだと思いますが、まあやっぱり入ってない。TONを出してると「おっ」となるくらいですね。それでもなんとか多くの人は5回目までには合格していってました。

そうこうしているうちに自分も順番を呼ばれ、練習に入りました。ところがこれが、全然入らない…。びっくりするほど5や1に飛んでいってしまいます。やはり真後ろでは試験が行われていて、呼び出しのアナウンスなども流れている状態では緊張してしまう…。ほんと焦りました。呼出番号はどんどん迫ってくるのに、投げても投げても20Tに入らないんですからね。結局試験までに15スローくらい出来たのですが、20Tには3回くらいしか入らなかったような…。そして呼び出しの順番がどんどん迫ってきて、ついに自分の番が。

 

実技試験





番号が呼ばれると、まずアナウンスのテーブルに行き、スコアと合否を試験官に書いてもらうシートを受け取ります。そして台のナンバーを教えられるのでそこに行き、試験官にシートを渡します。2スローして、自分で台を操作してプロテストモードに設定し、試験開始!

この時、僕の試験官の方は、最近ちょっと注目していた石橋一馬選手でびっくりしてしまった。これは更に緊張…!

1回め、とりあえず予定としては1回目は練習という感じで、20を大きく狙って緊張をほぐそうと思っていました。そして実際にそうしたのですが…、いや、ほんとうに全然入らなくて自分でもびっくりしました…。20Tなんて1回しか入らなかったんじゃないかな?41点とか26点を連発して、なんと、7R終了時に196残。もちろん上がれないわけですが、それでもプロモードは8Rまで投げられるので、せめて勢い良く思い切り投げて次のGへ希望を!とおもってビシッ!と投げたら…5S,5S,1Sの11点…捨てゲームとは言っても泣きそうでしたね…。試験ではダーツを投げたあと、抜きに行く前に試験官に得点を申告するので、点数が低いとさらに精神的に辛くなります。次のゲームに切り替える操作をする時に、PPDが15.xxくらいでした…。低すぎて、一瞬自分でも「なんでライブのレーティング?」とか思ってしまいました(;´∀`)

2回め、どうなることかというところなんですが、1R目に1本20Tに入り、すこしは気分が楽になりました。ところが3R目くらいで、「さっきは捨てゲームだったけど、これ落としたらかなり緊張してヤバイなあ…」などと良からぬ思いがふと頭をよぎったら、指が震えてしまいました。

ただ練習ブログの方にも書いたのですが、自分は指が震えた時でも大丈夫なように普段から少し強めのグリップ圧で投げるようにしているので、震える指を意識してグリップし、震えを止めて投げたら、なんとかすっぽ抜けとかは防ぐことが出来ました。

そして5Rか6Rだったかもはや記憶にないが、188残までたどり着く。「ここで大きく削ればとりあえずアレンジまで行って、1,2回トライできれば2回めの目標としては良いか…」とおもったら少し気が楽になり、1本目が20T。一瞬「128で2本はアレンジなんかあるか?」と思ったのですが、1本目の感触が良かったので、そのまま投げると再び20T。68残りで残り1本なので、20Sに入れば48残で十分すぎる、位の気持ちで意識せずに投げたらなんとそれも20T!予期せぬTON80で一気に数字を縮めて、8残からの次のラウンドです。

一拍置いて深呼吸してセットアップに入りました。狙いは4Dで、絶対にダーツを垂れてバーストしない、ということだけを意識して投げると、飛びすぎてギリギリ18Dと4Dの中間点のアウトへ…。これはこれで危なかったのですがなぜか投げた後に「あ、そういえば18Dに入ってもアウトだわ」と気づきました。少し下に調整すると垂れそうだったので、それよりも同じように投げて2本めは最悪これにぶつければ4Dに入るか?と思い同じように投げると、ほぼそんな感じで、刺さったダーツに2本めがあたり4Dへ!なんとか合格!

試験官にシートにサインをいただき、自分も確認後サインをして、シートを案内に持っていき、実技は終了です。残って試験を見ていても構いませんが、自分は一旦外へ。

 

筆記試験





筆記試験は会場のキャパもあり、2組に分かれて行われていました。実技試験が早い組は12時から、遅い組は14時すぎからです。僕は遅い組だったこともあり、試験までは2時間ほど空いていました。

試験に遅刻するとまずいので、まずは試験会場を確認。その後は近場に池袋ジュンク堂があったので、40分ほど本を買ったりとぶらぶら。その後は試験会場周辺のベローチェに入りのんびりお昼を食べながら、試験テキストの暗記をしていました。僕は結構ちゃんと勉強していたこともあり余裕でしたが、一夜漬けみたいな状態の人はすぐに喫茶店などでテキストを読み込んだほうが良いと思います。試験は結構難しいです。

試験時間には遅れずに会場入りしましょう。入室すると席の案内があるので、自分の試験番号を確認して対応した席に座ります。試験時間になると試験官が案内をして、試験スタート。試験時間は90分ですが、60分経過で席を立って帰っても良くなります。自分は70分位のところで試験を終了しました。

 

合格通知とその後の登録

その時の試験日程などにもよると思いますが、大体1週間位を目安に試験の結果通知が送られてくるようです。今回は日曜日に受験し、金曜日に通知が送られてきました。

無事、筆記も合格!これであとはネットのページから選手名鑑に登録し、規定の日までに会費を振り込めばプロ認定です。

ちなみにこの登録、昔は写真なしの人も結構いたような気がするんですが、今は正面写真と構えの写真の登録が必須…。家ダーツプレイヤーの管理人は正面写真は証明写真を使えばいいからともかく、構えの写真なんてどうやって撮れば良いんだろう…と絶望しています(´;ω;`)

 

PERFECTプロテストの対策

ここでは自分が受けた感想から、プロテストに向けた練習や本番ではどうするのが良いか?を少し書こうと思います。

 

実技試験対策





まず実技試験は難易度的にはかなり簡単です。おそらく、プロテストを受けようというくらいの皆さんであれば、練習では10回中8回位は成功するようになっているでしょう。

しかしこれが本番だとやはり緊張します…。試験料も実技試験5000円ですし、後ろに試験官がつき、ミスったら後がない状況で試験をするとなると、こんな簡単な試験内容でもなかなか難しいものです。Jの試験が難しいからPを受けて免除、なんて考えてる人は実は素直にJを受けたほうが良いかもしれません。筆記も簡単ですし。

試験対策としては、501セパですのでやはり重要なのは20T狙い。普段ブル練習がメインな人も、試験を受けると決めたら受かるまでは20T練をメインにするべきでしょう。その他には、20Tにダーツがかぶった時の19Tへスイッチすることを心がけることと、アウトの練習ですね。アレンジにもよりますが、予定通りの数字になるとは限らないですので、普段の練習の中で16D,8D,4D,20D,10D,18D,9Dあたりはある程度練習をするようにしましょう。緊張する状態の中で普段狙っていない場所はなかなか入らないと思います。

本番ではまず、緊張を出来る限りしないようにすること。この辺は人にもよりますが、僕の場合は「落ちたら翌日消印締切の大阪試験に申し込んで受けに行こう」とか、「落ちてもブログのネタになるし」とかを考えるようにしました。また、「筆記試験をきちんと勉強しておく」というのも良いと思います。筆記に自信がない状態だと、実技が落ちて筆記も落ちたら何も残らない、と思ってしまいますが、「筆記は少なくとも受かる」と思っておけば、「実技落ちても筆記は受かって次から免除だし、実技試験だけでいいなら試験費用も5000円だし」と、気持ちの余裕が違います。

そして実試験では、まず1回めは基本的に練習と思い、クリアできたらラッキーと思うこと。1回めはみんな驚くほど入りません。それを覚悟しておかないと、「入らない!」とパニックになってしまうかも。

また、アレンジはあまり細かく考えないようにしましょう。対戦相手がいるゲームではないので、規定ラウンドまでに上がれば合格です。だから下手にアレンジを考えてしまったりするよりは、自信のある数字を狙ったほうが良いでしょう。対戦であれば50残の1本では相手に上がり目があればインブルを狙うかもしれませんが、プロテストでは最終Rでもなければアレンジをして次のRにダブルを狙うほうが良いでしょう。かっこよく上がろうがギリギリ24本で上がろうが価値は同じ、ということを理解しましょう。

 

筆記試験対策





筆記試験ですが、内容的にはそれほど難しくはありません。では、なぜ「Pの筆記試験は難しい」と言われるのか?といえば、分量が多いからです。そして、「ダーツの知識」というより、「PERFECT競技規定の知識」が問われるからです。ダーツの知識はあることがもう前提ということですね。

というわけで試験内容は基本的に競技規定の穴埋めなのですが、競技規定全般に渡って広く出題されるため、競技規定全体についてかなり読み込んでおかないと間違えまくってしまうと思います。ほんとうに「こんなとこまで問われるのか…」と思うくらい色々出題されます。逆に言えば、規定の理解と暗記ができればかなり楽。自分は9割以上は取れたのではないかと思います。

また、穴埋めの他にルールに関する記述式も出題されますので、複雑なルールや運用の所は、「○○の時はレフリーはどうしますか?」のように聞かれてちゃんと答えられるくらいまでルールを理解しておいたほうが良いでしょう。

もう一つ、穴埋めと記述式の他に作文が出題されます。1つは決まったお題、もう1つは選択肢の中からお題をチョイスして書く方式で、2つの文章をかされることになります。だいたい各2~300字程度だと思いますが、ダーツのプロテストを受けようという皆さんならある程度普段考えていることだと思いますので、内容は問題ないでしょう。お題はここでは書きませんが、まあネットを探せば書いてある受験記もあり、だいたいそんな感じのものです。ただ、作文にたどり着くまでに時間を消費していると時間が足りなくなるおそれがあるので、それだけは注意。競技規定の勉強をしていてスムーズに進んでこれていれば何も問題はありません。

 

さて、というわけで長文になってしまいましたが、PERFECTのプロテストについて詳しく書いてみました。自分も試験を受ける前、色々とテスト内容について分からない部分が多く、ネットを検索しまくったりととても心配だったので、この記事が同じようにプロを目指す方の役に立てば幸いです。