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ダーツの歴史

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ダーツの歴史

現在、世界中で親しまれているダーツですが、その起源は古く、500年以上前のイギリスにさかのぼると言われています。
ここでは、ダーツの歴史を簡単に書いていきたいと思います。

 

それは兵士の暇つぶしから始まった

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薔薇戦争時のイギリス陣営では、余暇の暇を持て余した兵士たちが退屈しのぎにある遊びが流行っていました。それは単純な的当てで、最初は空になったぶどう酒の樽を的として使っていました。これを大木の根元や外壁などに立てかけ、短く切った矢を投げつけて互いの腕を競い合っていました。

最初は兵士たちの退屈しのぎの遊びだったダーツも、だんだんと競技の方向へ変化していきます。酒樽の不足もあり、次に使われたのが木のボードです。大木を厚めに切断しただけの素朴なものでしたが、幸運なことに木を切断すれば年輪があるわけです。これが偶然にも、得点エリアの誕生となりました。さらにボードを使い込んでいき、木が乾燥すると、何本もの放射状の亀裂が入り、採点はより一層複雑なものになりました。これが現在のダーツボードの原型と言えるでしょう

 

室内競技への変化

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イギリスの冬は湿気が多く、寒く、晴れも少ないという不快な気候です。兵士が合間の時間にする暇つぶしとしては外で遊ぶしかありませんでしたが、戦争が終わり地元に帰ってきた兵士たちが的当てに興じようと思った時に、外での遊びから、部屋の中の遊びへと変化していきました。当然室内で遊ぶなら矢は短いものとなるし、同じメンバーが集まって何度も遊ぶのであれば、ルールもだんだんと形成されていきます。ここに目をつけたのがパブの亭主たちで、ボードも彼らの手で作られ、それそれ趣向を凝らして店の壁に飾られました。ここにダーツとパブの関係が生じたのです。

 

近代ダーツの誕生

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時代が下ると、大英帝国の軍と一層親密になっていったダーツは、植民地にも植え付けられていきました。そして20世紀に入りるとダーツブームというものが始まりました。20世紀初頭にはブライアン・ガムリンという大工により現在のダーツボードと同じものが作られ、得点システムも現在と同じものになりました。第1次大戦、第2次大戦により一時的なブームの沈静化はあったものの、戦後の平和と繁栄とともに競技としてのダーツは空前のブームとなり、今日ではイギリスのダーツ人口は700万人を超えると言われています。

 

ダーツは運のゲームかスキルのゲームか

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少し話は遡りますが、20世紀にかけて、ダーツは好ましくないスポーツ、ギャンブルであるとして、ダーツの禁止を目指す法案が作られそうになったこともありました。しかし、1908年の法廷では、当時のトッププレイヤーである「フット・アナキン」がダーツはギャンブルでないということを証明するため、法廷に実際にダーツを持ち込み、判事の目の前で3本をダブルトップに決めてみせ、みごと勝利を勝ち取ったという面白い話があります(ただし当時のダブルエリアは今のものよりずっと広いそうです)。

 

ダーツボードの歴史

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木を輪切りにしたダーツボードは20世紀初頭まで使われていたようですが、矢を差しやすくするために水につけるという方法を取っていたため。木が痛んだり腐ったりするために、新しいボードの素材が考えられました。それが1935年のノドア社によるブリッスルボードです。麻を圧縮して作ったもので、これが現在まで広く使われています。つまり、この1935年を持って、物理的には現在とほぼ同じダーツの環境が揃ったと言えるでしょう。

 

スポーツとしてのルール統一

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ダーツ環境が整い、ある程度のルールは形成されてきたとはいえ、全国的に統一されたルールというものが出現したのはだいぶ遅い時期であったといえます。1976年にWDFというダーツ組織が誕生し、翌年に統一ルールが策定されます。たった40年前というと新しいように見えますが、例えばサッカーなども現在のオフサイドルールになったのは最近な訳で、結局競技としてのゲームの発展というものの多くは戦後にされたものが多い、ということなのでしょう。

 

エレクトリックダーツ(ソフトダーツ)の誕生

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2000年代に始まった現代の日本のダーツブームの主役であるとも言える電子ダーツですが、その登場は意外に古く、1980年ごろのアメリカでした。しかし、出始めの頃の電子ダーツは、1ゲームごとが有料という方式がなじまなかったことや、未発達であったゲーム機、ダーツ道具の違いなどもあり、すぐには普及しませんでした。

それでもコンピューターによる自動点数計算や的の広さなど、ダーツが始めての人でも簡単に楽しめ、ダーツの先端が針ではないという安全性も考慮されて次第に普及していきました。日本ではダーツ自体のメダリスト社の「スペクトラム」が発売くらいから、ゲーム性や派手な音響効果によって人気が集まり、第一次ソフトダーツブームというものが起こりました。そしてそれはカードを使ったレーティングやスタッツ記録機能がついた「ダーツライブ」の登場により決定的なものとなります。

現在ではこのブームの延長線上にあると言ってもいいでしょう。ネットカフェなどでのダーツの普及やソフトダーツのプロリーグ発足など、日本はソフトダーツ大国として日本独自の展開から、逆に世界にソフトダーツを普及させているとも言えるかもしれません。

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