フィル・テイラーになるためのダーツ練習法12種類
ダーツをちょっと齧っていれば知らない人はいないでしょう、生ける伝説、”The Power”ことフィル・テイラー。フィルが行う練習法については色々な伝聞などでの情報が存在しました。例えばインブル+1、それ以外は-1で50点までというフィル以外にはできなそうな練習法など…。実際にフィルは普段どのような練習をしているのでしょう。
目次(クリックでとびます)
- 1 フィル・テイラーになるためのダーツ練習法12種類
- 2 テイラー・チャレンジ
- 2.1 ダブル・トラブル ”Double Trouble”
- 2.2 スイート16 ”Sweet 16″
- 2.3 トップ・テン “Tops to Tens”
- 2.4 2ダーツ・コンビネーション ”Two-Dart Combinations”
- 2.5 アラウンド・ザ・コンパス ”Around the Compass”
- 2.6 トンあがり ”Tons Up”
- 2.7 ルート64 ”Route 64″
- 2.8 エイティー・スロー ”Eighty-Threw”
- 2.9 シャンハイ・ナイト ”Shanghai Nights”
- 2.10 スイッチヒッター ”Switch Hitter”
- 2.11 ブル練 ”Bully Bully”
- 2.12 T20練 ”Trebles For Show”
- 3 まとめ
- 4 追記

テイラー・チャレンジ
今回紹介する練習法はフィル・テイラーのインタビューやDVDなどからの情報ではないものの、2013年にフィル・テイラー絡みで行われた”Team Taylor” という、次世代のダーツスターを探すというイベント企画でテイラーと同じ練習法にチャレンジしよう、と紹介された練習メニューです。ハードダーツでの練習法なのであまり複雑なものやブル周りの練習はないですが、ハードダーツをやる方や、セパブルでの練習をする方は是非チャレンジしてみてください。
ダブル・トラブル ”Double Trouble”
ラウンドごとに1から20まで順番にダブルをねらっていきます。ダブルに入ったら5点獲得。300点満点。
スイート16 ”Sweet 16″
32をあがる練習です。ラウンドごとに得点が32にリセットされ、3本で上がることができれば15点。20回行い、300点満点。
トップ・テン “Tops to Tens”
スイート16と同じように、40点で3本であがる練習です。ただし、D20,D10,D5のみでしか上がることはできません。
上がれば15点で20回、300点満点。
2ダーツ・コンビネーション ”Two-Dart Combinations”
41から60の数字を3本であがる練習です。上がることができれば15点で300点満点。
アラウンド・ザ・コンパス ”Around the Compass”
24点をあがる練習です。3本で上がれば5点、D12のベッドが出た場合にはボーナスで各投に10点付けます。20回で300点満点。
トンあがり ”Tons Up”
100点を3本であがる練習です。3本で上がれば10点で、2本(T20-D20)で上がれた場合にはボーナスで10点付けます。20回で400点満点。
ルート64 ”Route 64″
64点を3本であがる練習です。3本で上がれば10点で、2本で上がれた場合にはボーナスで10点付けます。20回で400点満点。
エイティー・スロー ”Eighty-Threw”
82点を3本であがる練習です。3本で上がれば10点で、2本で上がれた場合にはボーナスで10点付けます。20回で400点満点。
シャンハイ・ナイト ”Shanghai Nights”
120点を3本であがる練習です。S20,T20,D20のいわゆる「シャンハイ」で上がればボーナスで10点付けます。20回で400点満点。
スイッチヒッター ”Switch Hitter”
T19を狙って60本投げます。T19は5点、S19は2点。T19ベッドには10点のボーナスを付けます。500点満点。
ブル練 ”Bully Bully”
ブルを狙って60本投げます。インブルは5点、アウターブルは2点です。ハットトリックには10点のボーナスを付けます。500点満点。
T20練 ”Trebles For Show”
T20を狙って60本投げます。T20は5点、S20は2点です。180には15点のボーナスを付けます。600点満点。

まとめ
さて、ここまでで12種類の練習法を紹介しました。フィル・テイラーの練習法ということで、画期的な、誰も思いつかないような、すぐに上達する練習法を期待されていた方はがっかりしたかもしれません。練習内容としては特定の数字をあがる方法や、エリアを続けて狙い続けるなど、地味なものが多いです。しかし、結局はフィル・テイラーのような伝説的世界チャンピオンのスキルも、このような地道な練習に支えられているということなのでしょう。
これ以外にも、他のハードダーツのプロの練習法を紹介した記事もありますので、興味がある方はぜひご覧ください。
追記
Japanese Guy TVさんによるこの練習の実戦動画